草原にいたマダニとマダニ取り

草原にはマダニがよく生息しています。

病原体を持つマダニに噛まれると以下の感染症に罹ることがあります。

> クリミア・コンゴ出血熱 ← やばい。特異的な治療法、ワクチンがない。

> 回帰熱 ← 抗菌薬の投与で何とかなる。

> 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) ← やばい。特異的な治療法、ワクチンがない。

> ダニ媒介脳炎 ← 不活性ワクチンでの予防法あり。

> 日本紅斑熱 ← ワクチンなし、早期の抗菌薬の投与が重要。

 

マダニに噛まれた時、マダニを圧迫すると病原菌が人の体内に逆流することがあるので無理に触らずに病院で除去してもらいましょう。※マダニ取りに慣れてない医師もいるようです。

 

マダニが生息する場所によく行く人は、ペット用のマダニ取りを常備するそうです。

教えてもらったのがティック・ツイスターという商品で、先端の溝にマダニをひっかけ、回転させて除去するみたいです。値段も1000円未満とお手頃。

使ってみたい。

 


マダニの同定

草原調査帰り、服に付いていたマダニを顕微鏡で見てみました。

 

マダニの種類については全く知識がないので、googleで検索してみたところ、

神戸市環境保健研究所さんが同定の一助となることを目的に論文を掲載していました。

神戸市六甲山系において採取されたマダニ(PDF)

 

ひとまずメモとして掲載

後日、同定したいと思います。

マダニ写真
マダニ(未同定):背中側
マダニ写真
マダニ(未同定):腹側